March 5, 2025

インビザラインの浮きの許容範囲は?浮く原因や改対処方法も解説

インビザライン治療中に「マウスピースが浮いている気がする」と不安に感じたことはありませんか?

インビザラインが歯にしっかりフィットしていないと、治療に影響を及ぼす可能性がありますが、実際には軽度の浮きであれば許容範囲内である場合もあります。

浮きが発生する原因を知り、適切に対処することで、治療を計画通り進めることができます。

今回は、インビザラインの浮きが発生する主な原因や許容範囲の判断基準について解説していきます。

今回解説していく主な内容は以下になります。

インビザライン治療中にマウスピースが浮いてるのが気になる方など、矯正治療中の不安を解消したい方は、ぜひ参考にしてください。

インビザラインの浮きの許容範囲とは?

インビザラインの治療効果を最大限に引き出すためには、アライナーの適切なフィットが不可欠です。

しかし、完全にピッタリと合うわけではなく、ある程度の浮きは許容されます。

インビザラインのフィット感には個人差があり、特に新しいアライナーに交換した直後は、歯とアライナーの間にわずかな隙間が生じることがあります。

では、実際にインビザラインが浮くとどういった影響があるのか、そして浮きの許容範囲について解説していきます。

インビザラインが浮く影響

インビザラインが浮くと、矯正力が均等に歯に伝わらず、治療効果に影響を及ぼす可能性があります。

特に、矯正中に正しい位置に歯が移動しないことがあります。これは、アライナーと歯の間に空間が生じることで、予定された圧力が適切に歯に伝わらないためです。

適切な治療を受けるためには、定期的な歯科医師のチェックが不可欠であり、浮きが見られた場合には速やかに対応することが推奨されます。

許容範囲

具体的には約0.5mm程度までの浮きならば、通常問題はありません。

しかし、それ以上の浮きがある場合は、上述した通り矯正効果に影響を与える可能性があり、歯科医師への相談が必要です。

インビザラインの治療では、アライナーが適切にフィットしていないと、矯正効果が十分に得られないことがあるため、浮きの程度を正確に評価し、必要に応じてアライナーを調整または交換することが重要です。

インビザラインが浮く主な原因

インビザラインの浮きは、いくつかの原因により発生します。

原因により対処法も異なってくるため、どういった原因でインビザラインが浮いてしまうのか理解することが大切です。

それぞれの原因について順番に解説していきます。

マウスピースが合ってない

製造時の微細な誤差や、誤った型取りが原因でマウスピースが適切にフィットしないことがあります。

また、歯の微妙な動きや成長によっても、フィット感が変わることがあります。このような場合、歯科医師によるアライナーの調整が必要となることがあります。

歯が治療計画通り動いていない

矯正治療計画に従って歯が動かない場合、マウスピースが浮いてしまうことがあります。

これは、計画された歯の動きと実際の歯の動きにズレが生じていることが原因です。定期的なチェックと適切な調整が必要です。

浮きやすい歯

個人差により、特定の歯が浮きやすい場合があります。これは、歯の形や配置、歯茎の状態によって左右されることがあります。

特に、歯が小さいまたは奥行きが浅い場合に顕著です。

マウスピースの装着手順が違う

マウスピースの装着手順を間違えると、適切にフィットせず、浮きが発生する原因となることがあります。

正しい手順での装着が、インビザライン治療の成功には不可欠です。

部分別のインビザラインが浮く主な原因と対策

インビザラインの浮きは、部位によって異なる原因が存在し、それぞれ特有の対処法が必要です。

正確な原因を把握し、適切な対策を講じることで、インビザライン治療の効果を最大化することが可能です。

ここからは下記の4つの部位別のインビザラインの浮きの原因を解説していきます。

一本だけ浮いてしまう場合

特定の歯だけが異常に浮いている状態は、その歯の形状や位置に原因があることが多いです。例えば、歯が他の歯と比べて小さい、または回転している場合、アライナーが適切にフィットしないことがあります。このような場合、歯科医師によるアライナーの調整や、必要に応じて特定の歯に対する追加の治療が考慮されることがあります。

奥歯だけ浮いてしまう場合

奥歯はその形状が複雑で、アライナーが浮きやすい傾向にあります。これは、奥歯の形状がアライナーのグリップを弱める要因となっているためです。

この問題を解決するためには、アライナーの精密なフィッティングが必要であり、定期的な歯科医師のチェックが不可欠です。

前歯だけ浮いてしまう場合

前歯のみが浮いている状態は、特に審美的な問題も引き起こします。この場合、アライナーと前歯の間に適切な接触が確保されていないことが一因です。

前歯にアタッチメントを追加することで、アライナーのフィットを改善し、浮きを減少させることが可能です。

歯の根元が浮いてしまう場合

歯の根元部分が浮いている場合は、アライナーが歯の根元までしっかりフィットしていないことが原因です。

これを解決するためには、アライナーの再調整が必要であり、歯科医師による精密なフィッティングが求められます。

インビザラインが浮いたままの状態が与える影響

インビザラインが浮いたままにしている事で矯正治療に影響を与える可能性があります。

ここからは下記の2つの影響について解説していきます。

治療期間が伸びる可能性がある

インビザラインが浮いている状態が続くと、予定されていた治療期間よりも長くなることがあります。これは、アライナーが正常に機能しないため、歯が予定通りに動かないからです。定期的な歯科医師のチェックを通じて、早期に問題を特定し対処することが重要です。

口腔内を傷つける可能性がある

アライナーが浮いていると、その隙間から食べ物のカスが入り込みやすくなり、細菌の繁殖を促すことがあります。これが原因で口内炎などの口腔内トラブルを引き起こす可能性があります。適切なオーラルケアと定期的な歯科診察が必要です。

インビザラインの長期的な使用と管理

インビザラインの効果を持続させるためには、適切な管理が必要です。

最後に「矯正治療中の注意点」「矯正後のケアと維持」についてそれぞれ解説していきます。

矯正治療中の注意点

矯正治療中は、アライナーの装着時間を厳守し、定期的に歯科医師の診察を受けることが重要です。これにより、治療の進行状況を適切に管理し、必要に応じて迅速な対応が可能となります。

矯正後のケアと維持

矯正治療が完了した後も、定期的なフォローアップと適切な口腔ケアが続けられることが望ましいです。これにより、矯正の効果を長期にわたって維持することができます。

インビザラインの浮きの許容範囲のまとめ

今回、インビザラインの浮きの許容範囲や、浮いてしまう原因について解説してきました。適切な知識と対策を持つことで、インビザライン治療を成功に導くことが可能です。

正しい装着方法と定期的な歯科医師のチェックが、効果的な矯正治療の鍵となります。

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