- ABOUT -
インビザラインは、透明なマウスピースを用いた歯列矯正治療法です。金属製のワイヤーやブラケットを使わず、見た目に目立たない矯正治療が可能です。インビザラインは、専用のソフトウェアを使用して治療計画を立て、一人ひとりに合わせたカスタムメイドのマウスピースを作成します。
この治療法は、取り外し可能な点や快適さ、そして審美性の高さから、近年非常に人気を集めています。
- TREATABLE-
インビザラインは、さまざまな歯並びの問題を治療できます。以下に代表的な例を挙げます。
下の歯が上の歯より前に出ている状態です。インビザラインで顎の位置や歯列を調整し、正常な咬み合わせに導きます。
前歯が閉じずに隙間がある状態です。咀嚼や発音に影響を及ぼすことがあり、インビザラインでの治療が可能です。
上の歯が突出している状態で、見た目や咬み合わせに影響を与えます。インビザラインによる矯正が効果的です。
歯が正しい位置に並ばず、飛び出した状態です。審美性を改善し、清掃性を高めるためにインビザラインが適用されます。
歯が重なり合ったり、乱れて生えている状態です。インビザラインを使うことで、歯列を整えることができます。
- CASE -
インビザラインは、以下の条件を満たす場合に特に効果的です。
抜歯が必要なケースでも、歯の移動計画を綿密に立てることで、インビザラインでの治療が可能です。
重度の不正咬合に比べ、軽度から中等度の症例においてインビザラインの効果がより発揮されます。
インビザラインは、1日20〜22時間の装着が推奨されます。これを守ることで、計画通りの治療が進行します。
- SUITABLE FOR -
インビザラインは、以下のような希望を持つ方に適しています。
透明なマウスピースを使用するため、装置が目立たず、周囲に矯正治療をしていることを気づかれにくいです。
食事の際には簡単に取り外すことができるため、従来のワイヤー矯正のような不便がありません。
金属を使用しないため、アレルギーを心配せずに矯正治療を受けられます。
マウスピースは滑らかで、ワイヤーやブラケットによる擦れや痛みが少ない設計です。
取り外し可能なため、普段通りの歯磨きやフロスが行え、清潔な口腔環境を維持できます。
- ADVANTAGES AND DISADVANTAGES -
インビザラインには以下のメリットがあります。
インビザラインには以下のデメリットがあります。
- BY AGE -
インビザラインは、幅広い年齢層で適用可能ですが、年齢ごとに治療の目的や方法が異なります。以下に年齢別の特徴を説明します。
成長期にある子供に対しては、専用の「インビザラインファースト」が使用されます。顎の発育をサポートしながら、早期に歯並びを整えることができます。
「インビザラインティーン」は、中高生のために設計された治療法で、日常生活や学校生活に支障をきたさずに治療を進められます。
成人矯正では、審美性と利便性を兼ね備えたインビザラインが最も効果的です。装置が目立たず、仕事や生活に影響を与えずに治療を進めることができます。
- PERIOD -
治療開始時期は、患者の状態やライフスタイルに合わせて柔軟に選択できます。初期診断で計画が立てられます。
治療期間は症例によりますが、通常6か月〜2年程度です。軽度な症例では短期間で完了することもあります。
治療終了後、歯並びを安定させるためにリテーナーを使用します。保定期間は約1〜2年で、後戻りを防ぐ重要な段階です。
- PRICE -
インビザラインの費用は、通常80万円〜150万円程度が目安です。治療費には、診断料やマウスピース作成費、定期調整費が含まれる場合があります。具体的な費用は、治療を受ける歯科医院で確認してください。
- CAUTION -
1日20〜22時間装着することが推奨されています。装着時間を守らないと、治療期間が延びる可能性があります。
通常、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。治療計画に基づき、交換時期を守ることが重要です。
マウスピースの装着中も口腔内を清潔に保つことが大切です。食事後は必ず歯磨きを行い、マウスピースも専用洗浄液で清潔に保ちましょう。
治療完了後は、後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を使用します。
リテーナーを装着しないと、せっかく整えた歯並びが崩れる可能性があります。
アタッチメントは、歯に装着する小さな突起で、マウスピースが歯をしっかりと動かすために使用されます。
アタッチメントは透明に近い素材で作られており、目立ちにくいのが特徴です。